2代目ミス夕刊フジ子グランプリ・石原寛子(29)リポート挑戦第11弾。秋田県の酒蔵、天寿酒造代表取締役社長・大井建史氏(62)に、鳥海山の麓で造られている「鳥海山」について、お酒を飲みながらリモートでお話を伺った。

――まずは1種類目『純米大吟醸 鳥海山』をひと口。

石原「飲みやすい!」

大井「この純米大吟醸は、すっきりしているので食事に合わせやすいです」

――次に2種類目『生もと純米大吟醸 鳥海山』を。

石原「コクがある、濃い感じ!」

大井「どちらが好きですか?」

石原「2番目の方が(笑)」

大井「若い女性なのに、それは面白い(笑)。生酛(きもと)は昔ながらの造り方なんです。お酒は最初に〝酒の母〟と書く酒母(しゅぼ)を造るんです。その酒母を乳酸発酵から始める造り方が〝生酛〟、近年主流の〝速醸酛〟は乳酸を添加した造り方。生酛の方が味も工程も複雑になります」

石原「昔ながらの造り方も大事にされているんですね、生酛は初めて飲みました(笑)」

――話は『鳥海山』ブランドについて。

大井「米は全量契約栽培! 24年前に造り始めました。当時、大吟醸は一升瓶5000円以上でしたので、一升瓶で3000円以下、四合瓶で1500円以下の最高の酒を作りたいという思いで、毎年改善を重ねています。生酛も挑戦のひとつです」

――そして、ワイングラスで美味しい日本酒アワード・プレミアム大吟醸部門において『純米大吟醸 鳥海山』は、2019年から2年連続金賞、21年はその上の最高金賞受賞。『生もと純米大吟醸 鳥海山』は、21年 Kura Master・純米大吟醸部門金賞を受賞。

石原「3年連続!! おめでとうございます! あ、そういえば、娘さんのご結婚おめでとうございます!」

大井「ありがとうございます。3人姉妹の三女が結婚しました(笑)」

――披露宴はコロナ禍のため結果、中止したが、娘が生まれた27年前に醸造し貯蔵していた酒を内祝として提供。その酒は、『掌上明珠』と名付けたと語る大井氏。

石原「ショージョーメイシュ?」

大井「手に包むように大事に育てた酒という意味を込めています」

石原「すごーい。お婿さんもお酒、好きなんですか?」

大井「盃で3杯しか飲めない(笑)」

石原「えーっ! 弱い(笑)」

――様々なお祝いニュースで盛り上がった所で、次回、花酵母と矢島の観光・グルメに続く。

【天寿酒造】〒015―0411秋田県由利本荘市矢島町城内 八森下117番地(鳥海山ろく線/矢島駅徒歩3分)http://www.tenju.co.jp

『純米大吟醸 鳥海山『生もと純米大吟醸 鳥海山』(どちらも 720ml)、 天寿酒造オンラインショップで 購入可能。 http://www.tenju.co.jp

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